岡山県高梁市成羽町
岡山県では北部の中国山地を除き、中部から南部には高い山はない。 津山と新見を結ぶ線から南の吉備高原は地形学的には隆起準平原に分類され、500mくらいの高さに緩い起伏の谷や山が連なる。
一番高いのが川上郡備中町と成羽町にまたがる天神山で、チャートという非常に硬い緻密な岩石で構成されており、浸食されずに残ったのだといわれている。
登山口は成羽と新見を結ぶ県道33号線に沿う坂本から1kmほど南にあり、中国自然歩道が山頂に向かって整備されている。 山頂までは2時間ほど。
頂上に近づくにつれ岩峰や岩壁が現れてくる。 登りつめた所が天満神社。 一等三角点(補点)は西にあるが、東の鈴振岳からは北に大山、南に瀬戸内海が望まれる。
坂本の東の高原に「吹屋ふるさと村」があり、そこから坂本に下る途中で望む天神山は、実に堂々としている。
Road Map :岡山自動車道を賀陽ICで下りて、R484を西進し、R180から県道85号線に入る。
Route Map:林道終点登山口から山頂を往復するが、余りにも短過ぎた。
標高差:26m
登り:10分、下り:09分
なりわ・てんじんやま
いつもの様に車で出来るだけ標高を稼ぎ、楽な山歩きをしようとしたのが裏目に出てしまった。 下から登山道を登って行くと ”鈴振崖”の景勝地に出るらしい。
このことを知ったのは帰宅してからで手遅れだった。
こんなはずではなかった
自宅付近は夏の晴天だったのに、山に来ると降ったり止んだりのうっとうしい天気に。 登山口が判らず、見付けた登山口からは往復20分も掛からない手抜き山歩きになってしまった。
今日の登山口から少し歩けば ”鈴振崖”の景勝地に行けたのに、それを知ったのは帰宅後だった。 今日は何もかも空回りの残念な山歩きだった。
登山口から少し登り、駐車地を見る。天気は良くなったが。
県道438号線から林道を上り詰めていくと登山口があった。
しかし、ガイドブックで見た登山口ではない。 雨足が強くなり一旦は
諦めて林道を戻るが、途中で雨が上がり、又、登山口に戻る。
予定した登山口ではないが、13時05分に登り始める。
フラットな道から序々に下って行く。
広いしっかりした登山道であるが、まったくフラットな道で
標高を稼ぐ気配がなかった。
山頂はまだまだ先と思っていたが、10分で ”成羽天神山”(777m)に着いてしまった。聞いていた展望はどこにもない。 違う山に登ってしまったのか、と考えてしまう程だった。
背丈の低いササ原となってくる。 この辺りから緩やかに登って行く。
笹原でズボンを濡らしながら下山する。
後から知ったことであるが、展望は山頂ではなく。 東側の坂本集落から登った登山道途中に”鈴振崖”と言う景勝地があるらしい。
林道終点から少し歩いても行けるらしい。
下りはたったの9分、これではハイキングにもならない。
雨が強くなってきたので、考えることも無く帰宅する。
”鈴振崖”に行ければ、こんな景色が見られたのに・・・
でも今日の天気ではガスっていたかも。